木蝋・和蝋燭の歴史②

和ろうそく

木蝋・和蝋燭の歴史②
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中国伝来の蝋燭も遣唐使が中止(894)されたことによって、蝋燭の輸入が途絶えます。

それでは、櫨蝋の歴史等について、引き続き文献から拾ってみます。

日本で蝋燭が灯されたのはおおよそ奈良時代(710~784)のようです。
仏教とともに中国から伝来し、宮廷や寺院で使用されていたようです。

中国伝来の蝋燭も遣唐使が中止(894)されたことによって、蝋燭の輸入が途絶えてしまいます。

(この間は、数百年は、和蝋燭に関する記述がないようです)

中国から蝋燭の輸入が再開さされたのは室町時代(1336~1573)になってからです。

漆(うるし)実(み)を主原料とする蝋燭が、宝徳年代(1449~1452)に会津藩の製蝋所で作られていたと記録されています。

安土桃山時代、慶長4年(1598)上杉景勝の冶世においても製蝋所で蝋を製造し、蝋燭等を作っていました。

室町時代後期、永禄、天文の頃(1532~1570)には、陸奥、越後の土産として、木蝋の蝋燭があったことが、文献に記録されています。

この頃、木蝋の製造方法が伝来し、国産の和ろうそくの原型ができたのであろうとかんがえられます。

松浦宗案と主君土居清良侯との「農事問答集」に櫨の記述があります。

宗案は、室町時代後期の永世年代(1504~1521)に伊予国北宇和郡三間村に生まれ18才の頃より、諸国を訪ね、武術と農法を極めた人です。

同書には、1008種の作物の栽培法、選種法等が説かれ、この農業書は世界最古の文献と称されています。
もちろん椿や櫨の実からの油のとりのことが記述されています。

安土桃山時代、文禄3年(1594)、堺の納屋助右衛門が呂宋(ろそん)より帰って、蝋燭千挺を豊臣秀吉に献上したことが、日本物産の由来(秋鹿見二著)なる書に記述されていることから、この頃には一部の上流階級に蝋燭は普及していと考えられます。




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